きんけん一般公開2023「道なるマテリアルの世界」

イベント情報

金研の歴史と施設をめぐるツアー(どなたでも)

対象 どなたでも
開催時間 1回目:13:00~14:00   2回目:14:00~15:00
定員 各15名

※追加募集期間:9/15(金) 18:00~9/24(日) 18:00まで。

※予約受付期間:9/1(金) 15:00~9/10(日) 18:00まで。

 本ツアーでは金属材料研究所(金研)の教員が、金研の歴史を紹介する本多記念館と、最先端の研究施設の1つである強磁場超伝導材料研究センターをご案内いたします。
 本多記念館は2021年に登録有形文化財に登録された歴史ある建物です。金研の初代所長で東北大総長も務めた本多光太郎博士の在職25周年を記念し、1941年に建てられました。本多博士は当時世界最強の磁石KS磁石鋼などを発明し、日本の科学・工業の発展に大きく貢献しました。館内にある本多記念室には本多博士が愛用していた机やノートなどを展示しています。
 資料展示室には金研の100年のあゆみの中で開発された材料や成果物などを展示しています。鉄鋼や磁性材料研究から始まった金研は、多くの研究者の努力によって、現在では金属全般、非金属、半導体、有機物へと研究の分野を拡げています。数十年前に開発されながら、今もわたしたちの生活を支える数々の展示品をご紹介します。

 強磁場超伝導材料研究センターは、強力な磁場(強磁場)環境下で物質・材料研究を行うための様々な実験装置を備えた、国際的な研究施設です。通常、強磁場を発生させるためには液体ヘリウムを冷媒にしてマイナス250℃以下の低温にする必要があります。本センターでは液体ヘリウムを必要としない、世界的にもユニークな無冷媒超伝導マグネット装置を開発。世界各国の研究者に利用されている本装置をツアーではご覧いただきます。映画ガリレオシリーズ『沈黙のパレード』(2022年公開)では、本装置を参考にした撮影セットが登場しました。ぜひ実物の実験装置をご覧いただき、最先端の研究をご体感ください。

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