きんけん一般公開2023「道なるマテリアルの世界」

イベント情報

金研で研究室体験してみよう!(中高生コース)

対象 中学生、高校生
開催時間 1回目:10:00~12:00   2回目:14:00~16:00
定員 各回:30名

※追加募集期間:9/15(金) 18:00~9/24(日) 18:00まで。

※予約受付期間:9/1(金) 15:00~9/10(日) 18:00まで。

いつもは入ることのできない研究室で、実験体験してみよう!1回につき以下のコースからいずれか1つをご体験いただけます。どのコースになるかは当日のお楽しみに!
※本コースに申し込まれた方は、12:30~13:30開催の「金研の大学院生・研究者によるトークイベント」へ申し込み不要でご参加いただけます。

注意事項
・1回の申し込みにつきおひとり1コースのみの体験になります。
・体験する研究室は選べません。何卒ご了承ください。
・1回目、2回目両方の申し込みも可能です。その場合、別のコースが体験できるようにいたします。

極低温体験コース-絶対零度へのアプローチと超流動観察-

低温電子物性学研究部門、低温物理学研究部門、低温物質科学実験室

物質は、その到達し得る最低温度である「絶対零度」近くの極低温において、常温では見ることのできない不思議な性質を示します。本体験では沸点が4ケルビン(=-269℃)の液体ヘリウムを用いることにより、実際の極低温研究者たちが使うのと同様な手法で、絶対零度近傍に迫る実験をします。透明なガラス製魔法瓶に液体ヘリウムが溜まる様子や、2ケルビン以下で超流動という粘性のない状態に変わる様子を見ることができます。

金属熱処理コース

金属組織制御学研究部門

鉄を真っ赤に熱した後に、水の中に焼入れたり、ゆっくり冷やしたりする熱処理を参加者に実際にやってもらいます。その後、熱処理した鉄の性質試験をすることで、熱処理によって鉄の性質が変化することを体験してもらいます。

破壊コース

耐環境材料学研究部門

鉄鋼材料は、自動車や建材など幅広く利用されており、私たちの生活になくてはならない材料のひとつです。しかし、鉄鋼材料は決して万能なわけではありません。使用する環境によって、鉄鋼材料の強さや壊れ方がどう変わってしまうのか、比較してみましょう。

結晶コース

先端結晶工学研究部門

このコースでは、身近に存在する「光」について、実際に光学材料に触れながら学ぶことができます。当日は、私たちの研究室で開発しているシンチレータ材料を対象として、参加者一人ひとりにシンチレータ材料の鏡面研磨を体験してもらいます。また、研磨した試料の光学特性評価を通して、光の吸収・散乱・発光について詳しく説明します。

化学コース

錯体物性化学研究部門

原子や分子を使って“ジャングルジム”を創ってみよう。ただし、ナノサイズ(10億分の1メートル)のジャングルジム。子供は入れないけど、小さな分子が入ることができる。小さな穴(細孔)に分子が入ると、ジャングルジム(格子)の性質も変わる。細孔の中の分子とそれを囲んでいる格子が“相互作用”しているんだね。え?見えない?じゃあ、化学の色々な最先端機器を使って“観てみよう”!ほら、ナノの世界が見えるよ!

放射線コース

アクチノイド物質科学研究部門、アルファ放射体実験室

私たちの研究室では、普段、放射線を放出する物質(放射性物質)を化学操作により分離したり、そうした物質の固体の物理的性質を調べたりしています。今回の体験企画では、皆さんと一緒に自然界の放射線を目や耳で観察して、放射性物質とは何かを考えていきたいと思います。そこで、皆さんには身の回りの物からの放射線を、放射線測定器を用いて測ってもらいます。また、霧箱を作って、放射線の飛跡を観察してみましょう。
※本企画の放射線は人体に影響のないレベルです。

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