令和5年12月6日 (水)、第145回金属材料研究所講演会をハイブリッド形式で開催いたしました。
午前のセッションでは本所教員3名による一般講演が行われ、各研究部門の分野における最新の動向や課題および研究成果を報告しました。
午後は特別講演として、柴田 直哉先生(東京大学大学院工学系研究科総合研究機構 機構長 教授)をお招きし、ご講演いただきました。柴田先生からは「原子分解能磁場フリー電子顕微鏡(MARS)の開発と局所電磁場観察」と題し、MARS開発の概要と最新の材料研究応用例についてご紹介いただきました。
また、今回は金研講演会と同時に、金研の同窓会組織「研友会」の90周年を記念した研友会講演会が開催されました。講師に大野 かおる先生(横浜国立大学 名誉教授、物質・材料研究機構 リサーチアドバイザー)をお招きし、「新しい第一原理計算とフェーズフィールド法の提案」の題目でご講演いただきました。
ポスターセッションには60名以上の学生と教員が集まり、理学と工学の分野をまたいで学生や教員同士がポスターの前で議論を交わしました。厳正な審査の結果、最優秀賞1名および優秀賞5名を下記の通り決定いたしました。
ポスター賞
最優秀ポスター賞
量子機能物性学研究部門
田島 史門
優秀ポスター賞
複合機能材料学研究部門
澁井 千紗
水素機能材料工学研究部門
大槻 賢二朗
非平衡物質工学研究部門
今野 雄太
構造制御機能材料学研究部門
吉迫 大輝
磁性材料学研究部門
山崎 匠
講演会の様子

特別講演:柴田 直哉 氏

研友会講演:大野 かおる 氏

一般講演:准教授 小野 頌太

一般講演:准教授 井口 敏

一般講演:教授 渡辺 万三志

ポスターセッションの様子

ポスターセッションの様子

ポスター賞表彰式 ポスター賞受賞者

左)最優秀ポスター賞受賞 田島史門(修士2年)
右)所長 佐々木孝彦