令和5年5月30日 (火)、第144回金属材料研究所講演会をハイブリッド形式 (Zoom) で開催いたしました。
午前のセッションでは本所教員3名による一般講演が行われ、各研究分野の最新の動向や課題を報告しました。
午後は特別講演として、岩佐 義宏氏(東京大学 大学院工学系研究科物理工学専攻 教授、 理化学研究所 創発物性科学研究センター チームリーダー)と桐野 文良氏(元東京藝術大学 教授)をお招きし、ご講演いただきました。
岩佐氏からは「ナノマテリアルとそのデバイスによる物理と機能の開拓」と題し、様々なナノマテリアルの電界効果デバイスで生じる特筆すべき機能の開拓と展開についてご紹介いただきました。
桐野氏からは「自然科学の眼で見た文化財-金属文化財を中心に」として、現代科学の分析手法を文化財に適用して得られる知見をもとに、当時の技法や技術を後世に伝承する文化財保存の重要性についてご紹介いただきました 。
ポスターセッションには80名以上の学生と教員が集まり、理学と工学の分野をまたいで学生や教員同士がポスターの前で議論を交わしました。厳正な審査の結果、最優秀賞1名および優秀賞4名を下記の通り決定いたしました。
ポスター賞
最優秀ポスター賞
量子機能物性学研究部門
木元 悠太
優秀ポスター賞
耐環境材料学研究部門
文 一飛
結晶物理学研究部門
高橋 拓実
計算材料学研究部門
蘇 怡心
低温物理学研究部門
長田 礎
講演会の様子

特別講演:岩佐 義宏 氏

特別講演:桐野 文良 氏

一般講演:教授 宮坂 等

一般講演:准教授 宮本 吾郎

一般講演:准教授 新居 陽一

ポスターセッションの様子

ポスターセッションの様子

ポスター賞表彰式 ポスター賞受賞者

左)最優秀ポスター賞受賞 木元悠太(博士1年)
右)所長 佐々木孝彦