令和元年5月29(水)、第137回金属材料研究所講演会を開催いたしました。
午前中のセッションは本所教員3名による一般講演が行われ、各研究分野の最新の動向や課題を報告しました。
午後は特別講演として、城石芳博氏(株式会社日立製作所 研究開発グループ 技術戦略室 チーフアーキテクト・技術顧問)と中村智樹氏(東北大学 大学院理学研究科 地学専攻 教授)をお招きし、ご講演いただきました。城石氏からは「CPS および大容量ストレージへの期待 - SDGs、Society 5.0 早期実現に向けて-」と題し、センサーで収集した膨大なデータからAIなどにより新たな価値を創生、実社会にフィードバックする仕組みCPS(Cyber Physical System)の取り組みについてご紹介いただきました。中村氏からは「はやぶさ2サンプルリターンミッション」として、2018年6月27日にC型小惑星リュウグウに到着した小惑星探査機はやぶさ2の9か月に及ぶ科学成果についてご紹介いただきました。
その後行われたポスターセッションは100名以上の学生・教員が集まり、様々な分野の学生や教員同士がポスターの前で議論を交わしました。厳正な審査の結果、最優秀賞1名および優秀賞4名を下記の通り決定いたしました。
ポスター賞
最優秀ポスター賞
金属組織制御学研究部門
渡邊 未来
優秀ポスター賞
結晶物理学研究部門
Lu-Chung Chuang
水素機能材料工学研究部門
横山 凱乙
錯体物性化学研究部門
Jian Chen
不定比化合物材料学研究部門
清水 匠