平成29年11月29日(水)-30日(木)の2日間、第134回金属材料研究所講演会を開催いたしました。
29日は、特別講師に山中俊治先生(東京大学大学院情報学環 東京大学生産技術研究所教授)と丸山正明先生(技術ジャーナリスト)をお招きし、ご講演いただきました。山中先生からは「Design-Led X 未来を開くプロトタイピング」と題し、先端技術研究におけるデザインの重要性を、さまざまな研究者と共同で製作したユニークかつ斬新なプロトタイプをもとにお話いただきました。丸山先生からは「日本のものづくりを支える金研の不易流行 -仮想とリアルの狭間での新産業興し-」として、製品開発における現代の傾向、大学の研究開発・産学連携が直面する問題点を指摘しながら、こうした局面をいかに打開していくべきかご意見を頂きました。 その後行われたポスターセッションには、100名以上の学生・教員が集まり、研究紹介と活発な議論が行われました。厳正な審査の結果、最優秀賞1名および優秀賞4名を下記の通り決定いたしました。
30日は本所教員6名による一般公演が行われ、各研究室・センターの最新の動向や成果を報告しました。各講演後は活発な質疑応答があり、充実した講演会の締めくくりとなりました。
ポスター賞
最優秀ポスター賞
量子表面界面科学研究部門
大柳 洸一
優秀ポスター賞
不定比化合物材料学研究部門
白石 貴久
水素機能材料工学部門
外山 直樹
磁性材料学研究部門
伊藤 啓太
金属組織制御学研究部門
島谷 将太