平成29年5月26(金)、第133回金属材料研究所講演会を開催いたしました。
午前中のセッションは本所新任教員3名による一般講演が行われ、各研究分野の最新の動向や課題を報告しました。
午後は特別講演として、小林実氏(名古屋大学大学院工学研究科 フロンティア宇宙開拓リーダー養成プログラム 特任教授)と武田立氏(T2Bコンサルタント会長 元ソニー株式会社 技術戦略部統括部長)をお招きし、ご講演いただきました。小林氏からは「日本のロケットの現状と将来計画」と題し、H-2A、Bロケットの構成および実際の運用の経験から、ものづくりを成功させるための重要なプロセスをご紹介いただきました。武田氏からは「金研が「イノベーション」を起動するには -市場原理を活用して「世の中に貢献する」みちすじ-」として、「イノベーション」の真の意味や金研が目指すべきイノベーションについてご提案をいただきました。
その後行われたポスターセッションは62演題が集まり、様々な分野の学生や教員同士がポスターの前で議論を交わしました。厳正な審査の結果、最優秀賞1名および優秀賞4名を下記の通り決定いたしました。
ポスター賞
最優秀ポスター賞
結晶欠陥物性学研究部門
沓掛 健太朗
優秀ポスター賞
金属組織制御学研究部門
五藤 愛
量子エネルギー材料科学国際研究センター
吉田 健太
錯体物性化学研究部門
Jun Zhang
電子材料物性学研究部門
岩渕 拓也