第125回金研講演会

日時

2013年5月22日(水) 13:00-20:00 5月23日(木) 10:00~15:40

場所

東北大学金属材料研究所 2号館講堂・会議室 [MAP]

内容

金属材料研究所 第125回講演会 概要ポスター (823KB)

5月22日(水) 13:00~20:00

金研創立百周年ロゴマーク発表・表彰式 

13:10~13:30

特別講演

13:30~14:30
アドバンストパウダーメタラジーによる粉からの新しいものづくり

九州大学大学院工学研究院機械工学部門教授・ ものづくり工学教育研究センター長 三浦 秀士

粉末の成形・焼結を基本とする粉末冶金技術は、形状付与の能力に優れているばかりでなく、 溶製法では得ることができない繊細で均一な組織、あるいは成分傾斜した組織などを作り出すことができます。本講演では金属粉末射出成形(MIM)法による 焼結材料の高性能化のための組織制御や材質改善のほか、三次元(3D)レーザフォーミングによる複雑形状品の造形など、21世紀に向けた“粉からの新しい ものづくり”について紹介します。

14:40~15:40
材料評価のためのパルス中性子透過イメージング

北海道大学名誉教授 鬼柳 善明

パルス中性子を利用した透過イメージングでは、エネルギー依存の透過率が得られるため、その構造 を解析することによって、透過方向の物質の結晶構造、選択配向、結晶子サイズ、ひずみなどの情報が2次元マップとして得られます。さらに、偏極中性子を用 いることによって、空間や物質内部の磁場分布を測定することが可能となります。本講演では、この最新の方法について紹介します。

ポスターセッション

ポスター賞表彰式および懇親会

18:00~20:00

5月23日(木) 10:00~15:40

一般公演:金研での材料研究の新たな展開

10:00~10:30 准教授 野村 健太郎
「トポロジカル絶縁体における表面量子異常ホール電流と電気磁気効果」
10:30~11:00 准教授 井口 敏
「強磁性金属から反強磁性絶縁体へ」
11:00~11:30 准教授 千星 聡
「水素を利用した材料プロセス法に関する研究」
11:30~12:00 准教授 Rodion V. BELOSLUDOV
「Theoretical Study of Nanoporous Materials to Gas Storage Applications」

一般公演:金属の未来

13:30~14:00 教授 Gerrit BAUER
「金属エレクトロニクスの今後の展望」(English)
14:00~14:30 准教授 仲井 正昭
「変形誘起相変態を利用した生体用チタン合金の高機能化」
14:30~15:00 教授 千葉 晶彦
「電子ビーム積層造形技術による金属系構造部材の創製
-Digital manufacturing時代の到来を予感させる新しいもの作り技術の可能性」
15:00~15:30 教授 牧野 彰宏
「ナノ結晶センターの研究開発状況 ~ナノ構造制御による金属材料の高機能化~」