プレスリリース・研究成果

「SWCC×東北大学 高機能金属共創研究所」を設置 ー銅合金等の革新的な材料の研究開発や人材育成を推進

2024/02/05

2 月 2 日に開催された開所式にて
左:SWCC株式会社 代表取締役社長 長谷川隆代 右:東北大学金属材料研究所長 佐々木孝彦

発表のポイント

  • 国立大学法人東北大学と、SWCC株式会社は、「SWCC×東北大学高機能金属共創研究所」を設置しました。
  • 共創研究所の設置により、東北大学での基礎研究、SWCCでの製品開発・製造までのプロセスを仙台地区に集約し、新製品開発や社会実装の加速が期待されます。
  • 銅合金等の革新的材料をはじめ次世代の技術・商品につながる研究開発と人材育成を進めます。

概要

 国立大学法人東北大学(宮城県仙台市、総長 大野英男、以下「東北大学」)と、SWCC株式会社(神奈川県川崎市、代表取締役社長 長谷川隆代、以下「SWCC」)は2024年2月1日、東北大学片平キャンパス(金属材料研究所内)に「SWCC×東北大学 高機能金属共創研究所」(以下 共創研究所注1)を設置しました。

 東北大学の最先端材料の研究資源を最大限活用し、SWCCのパーパス“いま、あたらしいことを。いつか、あたりまえになることへ。”を軸とした持続的な社会の実現を目指した研究開発テーマの探索及び推進します。

共創研究所の共創活動イメージ

 SWCCでは仙台事業所(宮城県柴田町)に金属材料開発部門と銅合金線材の製造部門を持ち、モビリティー分野のヒーター線などの銅合金製品開発から製造までを一貫して行っています。共創研究所の設置により、数々の新物質・材料を創製してきた金属材料研究所を持つ東北大学での基礎研究、SWCCでの製品開発・製造までのプロセスを仙台地区に集約し、新製品開発や社会実装の加速が期待されます。

 また、本取り組みにより合金設計や金属材料開発技術、金属加工技術の強化を進め、さまざまなソリューションへ展開します。そして、研究開発のみならず、共創研究所の幅広い共創活動を企画・遂行することにより、未来につながる技術研究開発の推進、学理の探究と応用の研究を通じ高度な材料科学研究者の育成も目指します。

用語解説

注1. 共創研究所:大学内に企業との連携拠点を設けるとともに、大学の教員・知見・設備等に対する部局横断的なアクセスを可能とすることで、共同研究の企画・推進、人材育成、および大学発ベンチャーとの連携をはじめとする多様な連携活動を促進する制度。

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