日時
2015年11月25日(水) 13:20~20:00 11月26日(木) 10:00~15:40
場所
[講演会] 東北大学 片平北門会館2階エスパス [MAP]
[ポスターセッション] 東北大学 金属材料研究所 2号館ロビー [MAP]
[ポスター表彰式] 東北大学 金属材料研究所 国際教育研究棟 2階セミナー室
内容
金属材料研究所 第130回講演会 概要ポスター (207KB)
11月25日(水) 13:00~20:00
特別講演
13:30~14:30
超伝導物質発見の成功と失敗 ―研究と人生―
岡山大学エネルギー環境新素材拠点 / 広島大学キラル物性研究拠点 特任教授 秋光 純 氏
筆者は「新しい超伝導体の探索」を研究テーマにしている。これら超伝導発見の競争のなかでの興味深い例を挙げて述べてみたい。筆者がこの競争の中で得た教訓の一つは、 高い超伝導移転温度=(アイディア)×(努力)×(運)というものである。しかし、この方程式(?)は、人生の一般的な教訓、成功の秘訣でもあるように思えてくる。副題を「研究と人生」とした所以である。

14:40~15:40
マルテンサイト変態の基礎科学
大阪大学 大学院工学研究科 マテリアル生産科学専攻 教授 掛下知行氏
マルテンサイト変態の研究は、故西山善次先生が世界に先駆けて展開した学問領域であり、それは日本の世界に勝るもののひとつと言っても過言ではありません。この変態は、良く知られているように、鉄鋼材料の高強度・高靭性等に深く関係するばかりではなく、形状記憶合金・超弾性にも深く関係いたします。本講演では、マルテンサイト変態の未解決で本質的な課題である核生成、変態の電子論的起源ならびに臨界点の存在について、変態に及ぼす外場の影響の結果を基に紹介いたします。

ポスターセッション
15:50~17:30
ポスター賞表彰式および懇親会
18:00~20:00
11月26日(木) 10:00~15:40
一般公演
- 10:00~10:50 教授 青木 大
- 「ウラン化合物における強磁性超伝導と磁場誘起超伝導」
- 10:50~11:20 准教授 宮本吾郎
- 「クラスター/ナノ析出物を利用した鉄鋼材料の高強度化」
- 11:20~11:50 准教授 谷口耕治
- 「イオニクスデバイスを用いた電子相制御」
- 13:20~14:10 教授 折茂慎一
- 「高密度水素化物の材料科学-錯体水素化物の高速イオン伝導性とその蓄電デバイス応用-
- 14:10~14:40 講師 藤原宏平
- 「金属酸化物ナノ構造を用いた新機能素子の開発」
- 14:40~15:30 教授 久保百司
- 「量子論に基づくマルチフィジックスシミュレータの開発と材料・システム設計への応用」
教授
青木 大
准教授
宮本吾郎
准教授
谷口耕治
教授
折茂慎一
講師
藤原宏平
教授
久保百司