日時
2013年11月28日(木) 13:20~20:00 11月29日(金) 10:00~15:40
場所
東北大学金属材料研究所 2号館講堂・会議室 [MAP]
内容
金属材料研究所 第126回講演会 概要ポスター (427KB)
11月27日(木) 13:20~20:00
特別講演
13:30~14:30
チタン系形状記憶合金の開発
筑波大学大学院数理物質科学研究科 教授 宮崎 修一
チタン合金は、家電製品、レジャー・スポーツ用品、自動車、航空機、建築物、医療器具等に多用されている。しかし、生体用に重点を置いたベータチタン系形状記憶合金の開発が本格化したのは最近十年のことであり、特性改善と共に医療分野への応用が期待されている。これまでの研究で、マルテンサイト変態、オメガ相変態、添加元素の効果、ナノドメイン等の理解が進んできた。これらの基礎と特性改善の成果について解説する。

14:40~15:40
量子ビームを用いて「東北ブランド」の新しい農林水産物を創る
理化学研究所仁科加速器研究センター 応用研究開発室・室長 阿部 知子
量子ビームを利用した生物学研究の一つに突然変異誘発研究がある。理研は重イオンビーム品種改良技術を開発し、2001年より22の植物新品種と2つの清酒酵母を市場に出した。本講演では、線エネルギー付与を制御し変異率を高めたりDNA破壊領域のサイズを選択する照射技術の開発と、「東北ブランド」農林水産物の品種改良例として、重イオンビーム育種コンソーシアムより宮城県の耐塩性イネと岩手県のワカメ研究を紹介する。

ポスターセッション
15:50~17:30
ポスター賞表彰式および懇親会
18:00~20:00
11月29日(金) 10:00~15:40
一般公演:金研での材料研究のいぶき
- 10:00~10:40 吉川 彰 教授
- 「新規シンチレータ結晶の開発と放射線検出器への応用展開」
- 10:40~11:20 宮坂 等 教授
- 「錯体格子上での電荷制御-金研で分子固体物性に挑戦する」
- 11:20~12:00 才田 淳治 教授
- 「ガラス合金の緩和状態の影響とその制御」
- 13:30~14:10 水越 克彰 准教授
- 「チタンおよびチタン合金の陽極酸化による光触媒の作製」
- 14:10~14:50 山村 朝雄 准教授
- 「電気化学、磁性の理想的プローブとしての軽アクチノイド 〜錯体、酸化物を例として〜」
- 14:50~15:30 井上 耕治 准教授
- 「3次元アトムプローブによる半導体デバイス中のドーパント分布解析」