プレスリリース・研究成果

東北大学発ベンチャー3Dプリンタを活用した金属部品製造事業会社を設立

2017/11/13

実用/量産部品データ構築から製品化までを日本で初めてワンストップで実現

 東北大学金属材料研究所の千葉晶彦教授は、宮城県と連携し、日本積層造形株式会社(以下、JAMPT)を設立いたしました。当社は3Dプリンタによる実用品/量産品としての金属製品製造および販売を目的とし、モノづくりや物流の大イノベーションとなる積層造形(AM)の普及に貢献してまいります。発足には双日株式会社(以下、双日)、株式会社コイワイ(本社:神奈川県小田原市、代表者:小岩井豊己、以下、コイワイ)の出資を受けました。また東北大学のベンチャーファンドも出資を検討中です。なお千葉晶彦教授は、JAMPTの経営には関わりませんが、技術顧問として連携する予定です。
 
 現在、日本国内にはAMで試作品を受託造形する事業体が多数存在していますが、JAMPTは実用品/量産品の開発・製造を目的とし、金属粉の材料開発・生産から製品製造、認証取得サポートまでを一貫して行う、金属AM業界において日本で初めてのケースです。  今日AM技術への関心は急速に高まりつつあり、JAMPTには設立前から多くの企業が高い関心を寄せています。特に、航空・宇宙、自動車、医療といった分野の企業からは、実用品開発に向けた相談が多数寄せられており、今後はこれらの企業と共同開発契約を締結してAM技術を使用した製品の実用化/量産化を進めて参ります。
 2017年11月14日付けの河北新報、朝日新聞、12月28日付けの東北経済新聞、2018年1月16日付けの日刊工業新聞に掲載されました。
 
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