磁性材料学研究部門(高梨グループ)は日本原子力研究機構先端基礎研究センター・境誠司研究員らと共同で、フラーレンとコバルトの化合物中にコバルトナノ粒子が分散したナノ複合構造体が巨大磁気抵抗効果を示すことを発見した。フラーレンを含む材料がスピンエレクトロニクス分野で応用できることを示唆する成果である。この成果は、Applied Physics Lettersの9月号に掲載され、日刊工業新聞(平成18年9月25日付け)でも紹介された。
フラーレン(C60)とコバルト(Co)のナノ複合構造体の巨大磁気抵抗効果