平成28年11月24日(木)-25日(金)、第132回金属材料研究所講演会を開催いたしました。
24日は、特別講師に佐久間健人先生(東京大学および高知工科大学名誉教授)と田川哲哉先生(JFEスチール株式会社 スチール研究所 主任研究員)をお招きし、ご講演いただきました。佐久間先生からは「材料科学分野を考える ―東北大金研への期待を込めて―」と題し、材料研究の世界動向に触れながら、金研の今後の課題と期待の言葉をいただきました。田川先生からは「ちりも積もれば山となる。 鋼構造物を壊す金属疲労のミクロ損傷」として、橋などの大型構造物の疲労損傷 について、現場レベルから基礎研究に渡る幅広い話をいただきました。参加者は特別講師お二人の多様な話題と研究成果に興味深く聞き入っていました。
その後行われたポスターセッションには、100名近い研究者が集まり、闊達な議論を交わしていました。厳正な審査の結果、最優秀賞1名および優秀賞4名を下記の通り決定いたしました。
25日は、本所新任教員6名による一般公演が行われ、各研究室・センターの最新の動向や、取り組んできた成果を報告しました。各講演後は多くの質疑が飛び交い、充実した講演会の締めくくりとなりました。
金属材料研究所 第132回講演会 概要ポスター [PDFファイル:333KB]
講演会プログラム一覧 [PDFファイル:253KB]
ポスター賞
最優秀ポスター賞
非平衡物質工学研究部門
齋藤 樹里
優秀ポスター賞
量子エネルギー材料科学国際研究センター
吉田 健太
水素機能材料工学研究部門
吉田 浩二
磁性材料学研究部門
菊池 直登
加工プロセス工学研究部門
山中 謙太