
2025年4月4日、株式会社トーキンの新入社員および関係者の方々が、金研の本多記念室・資料展示室の見学およびラボツアーのため来所しました。
株式会社トーキンの前身である東北金属工業株式会社は、1938(昭和13)年、金研初代所長本多光太郎が発明したKS鋼を商業化するために設立された、産学共同企業の草分けともいえる存在です。同社とのもう1つのつながりは、金研の増本量・山本達治博士によって1932年に開発された軟磁性材料「センダスト」です。この材料は、通信機器のコア材に始まり、その後も磁気ヘッド、テレホンカードに応用され、今では電子機器のノイズ対策部品として活用されています。
見学では、佐々木所長による金研のこれまでのあゆみや株式会社トーキンとの深いつながりについて紹介があり、ラボツアーでは、磁性材料の研究を行っている磁性材料学研究部門および新素材共同研究開発センターをまわりました。

