2021年8月2日(月)にオンラインで第91回金属材料研究所夏期講習会を開催しました。
依然終息が見えない新型コロナウイルス感染症の影響のため、安全面を第一に考え、昨年度同様講義のみのオンライン形式で開催することとなりました。(プログラム詳細は金研夏期講習会ウエブサイトへ)
本所教授による各講義に加えて、産学官連携講演も行いました。水素化合物、スーパーコンピューターを用いた大規模な計算科学、半導体、ナノマイクロポーラス金属、金属積層造形、大学発ベンチャーなど、金研らしさが多数盛り込まれた内容でした。
166名の聴講申し込みが全国からあり、今回の受講生の約6割超が民間企業からの参加者でした。このことは、講習会が目的とする「企業の研究者・技術者と大学の学生・研究者の貴重な意見交換・交流の場の提供」に良く合致していると判断できると思います。なお、東北地域からの参加者が最も多くはありますが、オンラインという利点を活かし、関東地方を中心に、中部、関西地方と幅広い地域からの参加があったことが特徴として挙げられます。
次回以降の検討課題としては、コロナ禍の状況次第ではありますが、一概に従来の現地参加型に戻すというのではなく、特に遠隔地からの参加者はオンライン講義の継続を要望する声も多いことから、アンケート結果などを基に、より良い実施方法について引き続き検討してまいります。