研究会・イベント

強磁場NMR研究会:20T超定常強磁場を用いたNMRによる物性研究 (12/11-12開催)

日時 2023年12月11日(月)- 12日(火)
場所 金属材料研究所2号館講堂(対面開催)
http://www.imr.tohoku.ac.jp/ja/about/location.html
対象 固体物性NMR実験研究者および関連する研究に興味のある方
内容
 強磁場中におけるNMR実験では、定常磁場の利用が一般的である。強磁場誘起の物理現象を明らかにするために20Tを超える磁場強度でのNMR 実験は、これまでしばしば必要とされてきたが、世界でも限られた数か所の施設でしか実施できない。
 東北大学金属材料研究所強磁場超伝導材料研究センターは20T超の定常磁場下で固体広幅 NMR実験を実施できる世界でも数少ない施設である。特に25 T無冷媒超伝導磁石(25T-CSM)は、NMR実験で要求される時間安定性とNMR線幅に比する空間均一度の実験条件を満たし、精緻な議論に耐えうるデータを取得する環境を提供している。磁場操作も比較的簡便で使い勝手も良く、国内外から多くのNMR研究者が25T-CSMを使用するために来訪している。一方で、25Tを超える定常強磁場利用への要望もある。しかし、NMRは磁場強度に比例して高い周波数が必要なため高周波測定技術面での課題が生じる懸念もある。現在建設が進む33T-CSMの運用に向けて、NMRユーザー実験利用における課題の整理と議論が必要な時期を迎えている。
 本ワークショップでは主に25Tまでの実験で得られた結果とNMR 技術をユーザー間また施設担当者との間で共有し、33T-CSM利用における必要な実験環境の確認、強磁場NMR研究が目指す方向性などを議論する。
 
詳細はプログラム(2023年12月4日更新)をご覧ください。
 
申し込み 聴講・参加希望者は下記の問い合わせ先までお知らせください (参加費:無料)。
ただし、12月11日(月)の意見交換会のみ参加費(4000円(予定))が必要です。
締切日
参加費
問い合わせ先 金属材料研究所 低温電子物性学研究部門
E-mail: takahiko.sasaki.d3_at_tohoku.ac.jp (_at_を@に変更してください)