東北大学金属材料研究所の嶋田雄介助教、水口将輝准教授、高梨弘毅教授は、NEDOプロジェクトにおいて株式会社デンソーを中心とする産学連携グループとともに、鉄とニッケルが原子レベルで規則配列したFeNi超格子磁石材料の高純度合成に世界で初めて成功しました。
FeNi超格子磁石は、高い磁石性能を期待されており、今回の成果は高性能レアアースフリー磁石の実用化を大きく前進させるものです。 今後は、FeNi超格子磁石材料のモーター用永久磁石への適用を目指して、高い性能を引き出す材料形状や成形法を検討していきます。
本研究成果は、2017年10月16日に英国の科学雑誌Scientific Reportsに掲載され、2017年10月20日付けの日刊工業新聞に掲載されました。
詳細1: プレスリリース本文 [PDF:563KB]
詳細2: Scientific Reports ウェブサイト [DOI:10.1038/s41598-017-13562-2]
NITE法によるFeNi超格子の合成スキーム