プレスリリース・研究成果

Si結晶が3次元的な任意の形状に高温加工できることを発見-結晶ミラーの作製に成功-

   硬くて脆いというイメージがあるため、任意な形状に塑性加工できると考えられていなかったシリコン結晶板を、3次元的に自由な形状に加工できることを発見し、シリコン結晶凹型レンズ/ミラーの作製に成功した。さらに、この結晶ミラーを用いて太陽電池を作製し、デバイスを作製できる十分な品質を有していることを確認した。これにより、ミラー太陽電池の焦点位置に小型太陽電池を配置し、反射光を利用できる新しいタイプの高効率太陽電池の開発への道を拓いた。この結晶レンズは、表面の形状に沿って結晶格子も曲がっているため、X線のレンズにも使用できる。本研究は、京都大学と共同で実施され、Nature Materialsの12月20日付けのAOP版に掲載された。また、共同通信(Web, 12月24日付)、読売新聞、河北新報(12月25日付)、日刊工業新聞(12月27日付)、ドイツの新聞(DIE WELT、1月11日付)、宮城テレビ放送(12月29日昼)などでも紹介された。

図 直径38mmで焦点距離30mmのSi結晶凹型レンズ/ミラー

図 直径38mmで焦点距離30mmのSi結晶凹型レンズ/ミラー

中嶋グループ (結晶物理学研究部門)