プレスリリース・研究成果

「フラーレン型シリコン」の予言

 第一原理シミュレーション計算により、金属原子1個を内包する最小の籠型安定シリコンクラスターの構造決定に成功した。最も小さい分子は14原子からなり、立方晶の一部の様な形態をしている特徴を持つ。また、驚くべき事に、16原子のシリコン原子は最小のフラーレン型の分子を構成している。これらの新物質の構造は極めて安定で、ワイドバンドギャップ光学素子等、クラスター基新物質開発の基礎となると期待されるので、此の新しい「フラーレン型シリコン」が実在することを確認する探索実験が待たれる。この結果は、7月23日付けのPhysical Review Letter誌に掲載され、また日経新聞、日刊工業新聞、河北新報、半導体産業新聞にも発表された。
 
川添グループ(合金設計制御工学研究部門)