プレスリリース・研究成果

室温でリチウム高速イオン伝導を示す水素化物の合成に成功

  

 高密度水素貯蔵材料としても注目されているリチウムを含む錯体水素化物(リチウムボロハイドライドLiBH4)への化学修飾によって、室温でのリチウム高速イオン伝導の発現に成功しました。この成果は、広く民生・産業利用されているリチウムイオン二次電池の安全性を高めるための新たな固体電解質の開発などへの幅広い展開が期待されます。本学工学研究科の前川英己准教授および高村仁准教授のグループとの共同研究成果であり、Journal of American Chemical Society(131, p.894, (2009))に掲載されるとともに、日経NET(オンライン版, 2009年1月23日付)、日刊工業新聞(2009年1月27日付)、などで紹介されました。
(詳細はプレスリリース本文

図: 錯イオンが四面体配位したLi+イオンサイト。新たな錯体水素化物群のひとつである Li4(BH4)(NH2)3では、2種類の錯イオン[(BH4)- と (NH2)-]が配位することにより Li+イオンサイトが多様化する。その結果、Li(BH4)(あるいはLi(NH2))と比較して室 温 に おいて 約10,000倍もの高いリチウムイオン伝導性を示す。

図: 錯イオンが四面体配位したLi+イオンサイト。新たな錯体水素化物群のひとつであるLi4(BH4)(NH2)3では、2種類の錯イオン[(BH4)- と (NH2)-]が配位することによりLi+イオンサイトが多様化する。その結果、Li(BH4)(あるいはLi(NH2))と比較して室温 に おいて 約10,000倍もの高いリチウムイオン伝導性を示す。