プレスリリース・研究成果

世界最高磁場におけるX線磁気円二色性分光を実現

  磁気物理学研究部門は、東京大学物性研究所、 日本原子力研究開発機構、高輝度光科学研究、九州大学理学研究院と共同で、元素ごとの磁性を調べるX線磁気円二色性(XMCD)分光法と呼ばれる手法において、これまでの世界記録を抜本的に塗り替え、地磁気の約100万倍の40テスラという超強磁場下での実験を実現しました。これまでMCD分光法はもっぱら強磁性体に用いられてきましたが、 今回超強磁場を使うことで磁性の弱い様々な物質の磁気特性の解明利用可能になり、多くの応用が期待されています。本研究成果は米国物理学会レター誌「Physical Review Letters」(2009年7月21 日)に掲載され、日刊工業新聞(2009年8月26日付)に紹介されました。
取り外した超小型マグネット。 手のひらにのるほどコンパクトながら、 地磁気の約100万倍の40テスラの強磁場を発生できる。

取り外した超小型マグネット。手のひらにのるほどコンパクトながら、地磁気の約100万倍の40テスラの強磁場を発生できる。