プレスリリース・研究成果

レーザー光照射で有機絶縁体を瞬時に金属化する新手法の発見

  

低温物理学研究部門は,東北大学大学院理学研究科と共同で有機物絶縁体に特定の波長の光を照射することにより絶縁体-金属の制御を効率よく行うことに成功しました。今回発見した方法では有機物質を構成する分子配列を光照射によって変化させることで電子の動きやすさを決めているクーロン反発エネルギーを直接変化させることに成功しました。この技術はこれまでの光キャリア注入とはまったく異なり新たな光誘起現象の開拓につながるものです。本研究成果は米国物理学会レター誌「Physical Review Letters」(2009年8月7日)に掲載され、日経産業新聞(2009年8月25日付)に紹介されました。 (プレスリリース本文

レーザー光を照射することによって絶縁体状態の分子二量体内の分子位置が変化し, その結果クーロン反発力Uが弱くなるために電子が動きやすくなり金属化する。

レーザー光を照射することによって絶縁体状態の分子二量体内の分子位置が変化し,
その結果クーロン反発力Uが弱くなるために電子が動きやすくなり金属化する。