プレスリリース・研究成果

超伝導材料探索の新手法:電界誘起超伝導

2009/12/15

 

超構造薄膜化学部門(川崎グループ)は、酸化物半導体と導電性高分子で構成されるトランジスターの良好な伝導性制御に成功し、酸化物と有機物の形成する界面が極めて高品質であるということを見いだしました。本研究では、酸化亜鉛(ZnO)系ヘテロ接合とPEDOT:PSS (poly(3,4-ethylenedioxythiophene): poly(styrenesulfonate))を用いることで、酸化物ヘテロ接合界面に存在する高移動度2次元電子ガスの伝導性を、導電性高分子とのショットキー接合によって電界制御しました。したがって、次世代の透明かつ安価なトランジスターとしての応用が期待できます。本研究は本学原子分子材料科学高等研究機構・科学技術振興機構との共同研究であり、ローム株式会社からの一部試料提供を受けて行われました。研究成果は、独国科学誌「Advanced Materials」への掲載に先立ち電子版で公開(独国時間2009年11月25日)に掲載されました。また、化学工業日報(2009年11月25日付)、電波新聞(2009年12月2日付)及び日刊工業新聞(2010年1月20日付) などでも紹介されました。  

岩佐グループ(低温電子物性学研究部門)