プレスリリース・研究成果

太陽電池用の擬似単結晶シリコンインゴットの育成に成功 -結晶粒界エンジニアリングによる多結晶化要因の克服-

 東北大学金属材料研究所の米永一郎教授、沓掛健太朗助教らの研究グループは、太陽電池用結晶の斬新な育成法を考案し、擬似単結晶と呼ばれるシリコン結晶の育成に成功しました。現在太陽電池用基板の約50%は多結晶シリコンですが、さらに変換効率の向上が可能な材料として擬似単結晶が有望視されており、世界各国で研究開発が加速しています。しかし、シリコン融液から種結晶を使って擬似単結晶を育成する過程で、ルツボに接する部分から種結晶とは別の方位の結晶粒が多数発生してその占有部分が拡大する「多結晶化」が大きな問題です。この問題の克服のために、種結晶を複合させて人工的な結晶粒界を形成し、この粒界を利用して所望外の多結晶領域の拡大を抑制する方法を考案しました。
( 詳細は本学HP:http://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20130130_01.pdf[PDF:529KB])