プレスリリース・研究成果

1/10の撮影枚数で三次元電子線断層撮影を実現

2014/10/15

 筑波大学、九州大学、(株)システムインフロンティアは、JST先端計測分析技術・機器開発 プログラムの一環(参画機関:東北大学)として、世界に先駆け、圧縮センシング法による画像再構成アルゴリズムを搭載した電子線CT(Computed Tomography、断層撮影)用ソフトウェアを開発し、製品化しました。このソフトウェアにより、三次元再構成に必要な撮影枚数を従来の1/10から1/20程度に減らすことが可能となり、撮影時間の短縮のみならず、電子線CT観察のネックとなっていた、電子線照射による試料の損傷や汚れの誘起といっ た問題の解決が期待されます。

 このソフトウェアは、画像収録に使われた電子顕微鏡のメーカーを問わず対応が可能です。2014年11月1日より試用版の提供および既存ユーザーに対する無償アップグレードを開始します。


詳細(プレスリリース本文):http://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press_20141014_02web.pdf [PDF:807KB]

 

※この成果は2014年10月20日付の日刊工業新聞、日刊工業新聞Business Line に掲載されました。