プレスリリース・研究成果

はしご型鉄系化合物BaFe2S3における圧力誘起超伝導

 東北大学金属材料研究所の南部雄亮准教授は、日本大学文理学部高橋博樹教授、東北大学大串研也教授らの研究グループと共同で、約11万気圧以上の圧力下で梯子型構造を持つ鉄系化合物BaFe2S3が最高17 Kで超伝導を示すことを発見しました。鉄系の梯子格子を持つ物質での超伝導は世界初の発見です。これまで超伝導発現機構の統一的な理解に至っていない鉄系超伝導体では、例外なく鉄の正方格子を基本構造としており、次元性の異なる結晶構造を有する超伝導体の発見が望まれていました。

 本成果は2015年7月20日(月)、「Nature Materials」のオンライン版に掲載されました。

 

詳細(Nature Materials webサイト):

http://www.nature.com/nmat/journal/vaop/ncurrent/full/nmat4351.html

 

図:BaFe2S3の結晶構造(左)と、超伝導転移温度(Tc)の圧力依存性(右)。