プレスリリース・研究成果

ナノ構造体を利用して結晶シリコン太陽電池の高効率化に成功

  

 結晶物理学研究部門・宇佐美徳隆准教授、藩伍根研究員らのグループは、量子ドットとフォトニック結晶が結合したナノ構造体を、リソグラフィを用いることなく簡便に作製する技術を開発し、実用太陽電池の主流である結晶シリコン太陽電池に融合することで、太陽電池のエネルギー変換効率を高効率化できることを実証しました。この成果は、量子ドットが、実用太陽電池の高効率化に有用であることの初めての実証例です。 作製した太陽電池は、量子ドットを利用した太陽電池の特性を支配する要因を調べる格好のモデルとなり、超高効率太陽電池への応用を目指した基礎研究の進展も期待されます。 この研究成果は、日経産業新聞(11月1日付)で紹介され、2012年春季応用物理学会での招待講演が予定されています。本研究は、科学技術振興機構(JST) 先端的低炭素化技術開発(ALCA)事業として、今後、強力に推進いたします。