東北大学、スタンフォード線形加速器国立研究所、スタンフォード大学、ブリテイッシュコロンビア大学を中心とする国際研究チームは、東北大学が開発した強力なパルス強磁場と地上で最強のX線光源の一つであるX線自由電子レーザー、Linac Coherent Light Source: LCLSを組合せて、高温超伝導体における重要な謎として知られている電子が局在して作る電荷の波が、3次元性を持つことを発見しました。
本成果および本研究手法は、高温超伝導体発現機構の解明と超伝導材料の革新に繋がることが期待されます。
今回の報告はAmerican Association for the Advancement of Science の学術誌「Science」 オンライン版(日本時間2015年11月6日)に掲載されました。
詳細1: プレスリリース本文 [PDF:314KB]
詳細2: Science Webサイト [DOI:10.1126/science.aac6257]
詳細3: スタンフォード線形加速器国立研究所:SLAC Webサイト
図:パルス磁場(右)とX線レーザー光(左)の融合が明らかにする高温超伝導体の電子の波の性質