プレスリリース・研究成果

ナノ結晶化が高分子フィルムの電気伝導性を飛躍的に向上 -フレキシブル印刷配線・レアメタルフリー透明電極材料の高性能化に新たな道-

 

低温電子物性学研究部門(佐々木グループ)は,高輝度光科学研究センター,山梨大学と共同で,次世代有機電子材料として注目されている導電性高分子材料PEDOT:PSS(ピードット・ピーエスエス)フィルムにおけるPEDOT分子のナノサイズ結晶化を世界で初めて発見しました.今回の発見により,この導電性高分子フィルムの高い電気伝導性の起源が,フィルム中のPEDOT分子のナノ結晶化を伴う階層的な高分子構造(階層構造)にあることを明らかにしました.本研究により階層構造化と電気伝導性の関係が明らかになったことで,導電性高分子フィルムの高性能化に向けた新たな開発製造指針を示すことができました.本研究成果は米国化学会発行の英文学術雑誌「Macromolecules」(2012年4月26日付)のオンライン版に掲載され,日刊工業新聞(2012年5月2日付け)で紹介されました.

(詳細は本学HP: http://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20120427_02.pdf)