レポート

第85回東北大学金属材料研究所 夏期講習会を行いました。

2015/07/22

 平成27年7月22日(水)~24日(金)、東北大学片平北門会館エスパスおよび金属材料研究所にて、第85回金属材料研究所夏期講習会を行いました。

 今年は例年開催の本所講堂が改修工事のため、前半二日間の講義はエスパスにて行われました。材料研究に関する基礎から最近の研究動向までを講師陣が紹介し、参加者との闊達な質疑応答もみられました。最終日は場所を金研内に移し、6つの研究室で実習が行われました。参加者自身が実際に手を動かして製作や測定を行い、研究者と直接やり取りをしながら理解を深めていました。参加者の方からは「最新技術や研究を学べてよかった」「自身の仕事や研究に活かせそう」「来年は社内でも勧めたい」との声を頂きました。

 夏期講習会は、企業と大学の貴重な意見交換や交流の場として、研究や人事交流にも貢献しています。今年は企業・官庁・大学から約30名が参加し、盛況のうちに終了いたしました。

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高梨所長による開会挨拶
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7/22講義:分子格子で材料を考える(宮坂等教授)
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7/22講義:希土類・ウラン化合物の極限環境下における磁性と超伝導(青木大教授)
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7/22講義:薄膜作製技術の活用と積層界面物性の開発(塚﨑敦教授)
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7/23講義:新機能源としての結晶欠陥(米永一郎教授)
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7/23講義:金研の紹介  磁性材料・スピントロニクス材料研究の現状と課題(高梨弘毅教授)
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7/23講義:窒化物半導体の材料とその素子応用(松岡隆志教授)

 

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7/23講義:電子ビームによる「金属積層造形技術」の基礎と応用-最近の研究開発状況と将来展望について(千葉晶彦教授)

 

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7/23講義:金属溶湯中での脱成分現象を利用したナノポーラス金属の開発(加藤秀実教授)

 

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7/23講義:電子顕微鏡分析技術の今と今後の展開(今野豊彦教授)

 

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7/24実習:電子線トモグラフィーによる3次元構造解析

 

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7/24実習:脱合金化法によるナノポーラス金属の作製とその形態観察

 

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7/24実習:結晶シリコン太陽電池の作製と評価

 

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7/24実習:フェーズフィールド法による微細組織発達シミュレーション

 

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7/24実習:金属人工格子の作製と巨大磁気抵抗効果の測定

 

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7/24実習:目で見る絶対0度近傍までの電気伝導精密測定