2020年8月4日(火)に第90回金属材料研究所夏期講習会を開催しました。
今回は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のために、全国から仙台に受講者が集まり講義の受講プラス実習、そして受講者同士の交流というこれまでの形式の講習会実施は困難となり、一時は中止も検討されました。しかし、このような状況だからこそ技術の継承、産学の連携を推進しようという声に後押しされ、ウエビナーによるオンライン講義のみの講習会を実施いたしました。(プログラム詳細は金研夏期講習会ウエブサイトへ)
本所教授による各講義に加えて、産学官連携講演として、本学産学連携先端材料研究開発センターの吉田栄吉副センター長に「東北大学工学系の産学連携百年の軌跡を垣間見る」の講演をいただきました。吉田副センター長が企業研究者として製品開発、市場化に取り組んで来られた経験を踏まえた産学連携への取り組みについての示唆に富む内容でした。
当初の予想以上の230名を超える聴講申し込みが全国からありました。受講者による実習実施を特長とする本夏期講習会ですが、参加アンケート結果などを踏まえてより広く産学連携に役立つ実施方法を提案してまいります。