本学および当研究所においてご活躍されました 福山秀敏先生(現東京理科大学教授)がこの度、平成28年度の文化功労者に顕彰されました。 これを祝し、所長メッセージとともに、在職当時のコラムを再掲載致します。
文化功労者は、わが国の文化の向上発達に関し特に功績顕著な方の中から選出され、本年度は15名の方が選ばれました。
所長メッセージ
福山秀敏東京理科大学教授・東京大学名誉教授・元東北大学教授(金属材料研究所)の2016年文化功労者顕彰に際し、心からお喜び申し上げます。
福山先生は、超伝導を始めとする固体の電子輸送に関する理論的研究において多くの先駆的業績を上げられ、物性物理学の発展に顕著な貢献をされました。福山先生と本学(東北大学)との関係は深く、1970年4月から1977年3月まで理学部助手・助教授として、2003年10月から2006年3月まで金属材料研究所教授として、研究・教育に尽力されました。また、2004年4月から2006年3月までは本所の材料科学国際フロンティアセンター長として、国際的な研究活動の推進にも尽くされました。
常に私共後輩の良き先導役として活躍されてきた福山先生の顕彰を心よりお祝いするとともに、今後とも本所・本学に対してご指導ご鞭撻をお願いしたいと思います。 福山先生のますますのご活躍をお祈り申し上げます。
2016年11月 東北大学金属材料研究所 所長 高梨弘毅
金研ご在籍時のコラム(東北大学ウェブサイト):"I am from Sendai"
略歴
福山秀敏先生
1942年生まれ
1970年 東京大学大学院理学系研究科物理学専攻修了、理学博士
1970年 東北大学理学部物理学科助手
1974年 東北大学理学部物理学科助教授
その後、東京大学物性研究所助教授,教授、同所長を経て
2003年10月 金属材料研究所材料科学国際フロンティアセンター(IFCAM) 企画部教授
2004年4月-2006年3月 同センター長
2006年3月 東北大学定年退職
その後、東京理科大学副学長、同研究推進機構 総合研究院長などを歴任
現在、東京理科大学理学部第一部 応用物理学科嘱託教授
東京大学名誉教授