2024年9月15日付の日本経済新聞にて、金研で発明された村上試薬が紹介されました。
村上試薬は金研の第3代所長を務めた村上武次郎博士により、1918年に開発されました。当時困難だった顕微鏡での特殊鋼の組織同定を劇的に改善し、今でもなおMurakami Reagentとして世界で利用されています。
今回の記事では、Nature Synthesisに発表されたLinköping Universityの成果「Synthesis of goldene comprising single-atom layer gold」に村上試薬が使われたとして、村上武次郎博士とともに紹介されています。
金研の本多記念室には村上博士が実際に使っていた顕微鏡や実験ノートなどが展示されています。
関連リンク
- 世界一薄い金箔は原子1個分 100年前の日本技術を活用(日本経済新聞 会員限定記事)
- 村上武次郎 金属顕微鏡と試料(広報誌KINKENより「一枚の写真vol.6」)