金属材料研究所の「材料科学国際共同利用・共同研究拠点(拠点長・金属材料研究所長・高梨弘毅)」が、今年度新設された「国際共同利用・共同研究拠点」の認定拠点(4大学、6拠点)に認定されました。(文部科学省11月13日プレスリリース)
金属材料研究所は、1916年の設立以来、日本の材料科学研究を牽引してきた大学附置研究所であり、国際的に広く認知されています。本認定に先駆け、本所は独自制度として国際共同研究センター(ICC-IMR)を2008年に設立、10年間に渡り国際共同研究の活性化に努めてきました。本所の国際的にも高い水準の研究に加えて、これらの国際活動の蓄積があって、今回の認定に繋がりました。
「材料科学国際共同利用・共同研究拠点」では、国内外の研究者・機関を結合した材料科学分野の国際的な協業体制を形成し、我が国の材料科学分野の研究力強化を先頭に立って取り組むとともに、国際的に認知される若手人材を育成する事を目指しています。
本拠点では、質の高い国際共同研究を効率的に進めるために、
- 内外の異なる研究者が協業する”ブリッジ型課題”
- 若手の国際活動を推進する"ツイン研究責任者制度”
- 若手が海外で研究を行うための渡航を支援する"海外研究道場”
などの仕組みを備えており、12月頭の公募開始を目指して、速やかな公募要項の公開を予定しています。
今回の拠点認定を受け、その国際活動を一層強化し、材料科学の発展とそれを通じた人類社会の共通課題解決のための国境を越えた活動を推進します。