約190種類の放射性同位元素(RI)、および核燃料物質の使用が可能であり、アクチノイド化合物の物理的・化学的性質の研究、ナノインデンター、電子顕微鏡等を用いた各種材料の照射効果の研究が行われています。
特に医療用アルファ線源に関して、国内の大学で唯一のTh-229(U-233由来)からのミルキングによるAc-225の供給施設となっています。また、ウラン金属間化合物の単結晶引き上げ用テトラアーク炉、物理特性測定装置(PPMS、磁場 9T)が設置され、調製から測定までの一連の研究が実施で きる環境を備えております。近年、TEMが再配備され、材料照射効果研究設備の充実も図られております。
大学として随一の超ウラン元素の取扱量を誇る量子エネルギー材料科学国際研究センター(大洗センター)とも連携して、材料照射効果やアクチノイド化合物の物理的・ 化学的研究の国内外の有力拠点として共同利用等による研究者に研究環境を提供しています。